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【プレスリリース】日本初、週1回発注業務の自動化プロジェクトを開始

プレスリリースを配信いたしました

 

福岡県で保険薬局を展開する有限会社八幡西調剤薬局様との協働プロジェクトとして、発注点計算AIを活用した『週1回発注業務の自動化と在庫への最適化効果を検証するプロジェクト』を開始します。発注回数が週1回という制約の中で、AIが計算する発注点で発注業務を自動化する試みは、薬局業界で日本初です。

一般的に「欠品を減らすこと」と「過剰な在庫を抱えないこと」はトレードオフの関係にあるため、その両立のために薬局では様々な工夫と努力がなされ、多くのリソースが割かれています。

 

ファーマクラウドでは、このような労働集約的、属人的な意思決定のデジタル化を目指して、数百におよぶ発注点計算AIを開発しています。

今回、八幡西調剤薬局様の在庫である医薬品千数百品目に対し、ファーマクラウドの発注点計算AIを用いて在庫量の最適化シミュレーションを試みました。その結果、現状と比較して、月末在庫量は「薬価ベースで約半分」へと圧縮、「欠品回数は5分の1に減少」という結果を得ることができました。

さらに、週1回発注という条件の下では、月末在庫量の圧縮幅はやや小さくなるものの、欠品回数はさらに減少するという結果も得られています。人間が手計算によってこの結果を導くには「少なくとも1週間の作業時間」が必要であると考えられるのに対し、AIを利用した場合では「10分弱の処理時間」で済むこととなり、時間的にも圧倒的な優位性が認められています。

また、これらの結果は、薬局のみならず「医薬品卸の配送コストを改善」する可能性も示しています。すなわち、医薬品卸は、薬局から発注される度に配送(定期配送)し、薬局が欠品をおこした時は緊急配送(急配)していますが、薬局が必要な品目を必要な量だけ「週単位」で発注することで、医薬品卸の定期配送、急配にかかるコストを激減させる効果も期待できます。

本プロジェクトを推進することは「対物業務から対人業務へ」という国民からの要請に応えるとともに、薬局ー医薬品卸間での接触回数を減らすことが見込めるため、人類が新型コロナウイルスをはじめとした新興感染症と共存していくことを前提とした社会における新しい常識、薬局の対物業務のニューノーマル創造につながるものと考えています。この挑戦を通じて、薬局を中心とした様々なステークホルダーが抱える課題を解決し、医療業界に広く貢献していく所存です。