メドサーチユーザーインタビュー

ゆずりは薬局青江店

岸本先生

岡山市には300超の調剤薬局がありますが、岡山市薬剤師会として「メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)」の導入を推奨、約150の薬局に導入いただいております。導入薬局での検索件数は年間2万回超!利用率70%と、メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)のヘビーユーザーが多くいらっしゃいます。(2023年2月時点)
今回は岡山市薬剤師会に所属されているゆずりは薬局の管理薬剤師岸本先生(以下岸本先生)にお話をうかがいました。

ファーマクラウド:
自己紹介をお願いします。
岸本先生:
ゆずりは薬局青江店の管理薬剤師岸本です。弊社は岡山県内で、新見・三浜、そしてこの青江の3店舗を運営しています。
ファーマクラウド:
ちなみに青江店は何年くらい前にオープンされましたか?
岸本先生:
5年ほど前です。

近隣のクリニックや医療機関との
連携をうまく取りあっているので
薬品の在庫管理がやりやすい

ファーマクラウド:
お隣もクリニックのようですが、こちらは門前調剤が多いですか?
岸本先生:
そうです、近隣のクリニックのドクターとはコミュニケーションをとるよう心がけています。
そうすることでどのような患者さんがいらっしゃるのかなんとなく把握でき、調剤されるお薬の傾向を予測して発注しています。

在庫管理をしっかり行うことで
キャッシュフローが???

ファーマクラウド:
在庫管理で注意されていることはありますか?
岸本先生:
弊社では特殊かもしれませんが、毎月末に在庫量をおさえて管理しています。元々は決算のタイミング等他薬局さんと同様のペースで行っていました。毎月在庫量を絞る、ということを行うことで一年に一度一気に絞るのではなく、少しずつ絞っています。他の薬局の薬剤師の方とお話した際は、少し驚かれました。毎月在庫をおさえることにより無駄な在庫をなくすことでキャッシュフローが安定、管理上のメリットだけでなく、経営上のメリットもつくっていこうという社の経営方針です。
ファーマクラウド:
常にキャッシュフローを安定化させて、毎月無駄な発注を出さないようにする。常に在庫意識をもった経営をされているとの事ですね。
岸本先生:
そうですね。なるべくその月に出る医薬品だけをその月に購入するようにするなど工夫をしています。

予測不可能な患者さんが来局した際の
救世主、
メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)

ファーマクラウド:
在庫がない薬品の処方箋をもった患者さまが来局することもあると思います。その際、メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)を活用されていますか?
岸本先生:

処方箋を確認し、うちの薬局では在庫していなかったり、たまたま欠品しているお薬があった場合、まずはメドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)で確認して在庫がありそうな近隣薬局を探します。

一部お薬に関してはグループの他店舗とのやり取りを行いますが、その他のケースではほぼ9割はメドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)を見ています。

新規のお薬に関しても、急ぎの患者さまだとメドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)で確認します。

メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)
のおかげで
近隣の薬局とも良好な関係が築ける!

ファーマクラウド:
近隣でやり取りする薬局さまは決まっていますか?
岸本先生:
国道を挟んで反対側に薬局様があり、メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」の同じグループに加盟していて、検索すると在庫がありそうな検索結果が表示されるので、確認後電話で問い合わせをすることが多いです。
ファーマクラウド:
他にやり取りしている薬局さまはありますか?
岸本先生:
基幹病院前の門前薬局さまや、お薬によっては東区等遠方の薬局さまも同じグループに加盟しているので、電話で問い合わせをすることがあります。
ファーマクラウド:
ちなみに1品目で検索が多いでしょうか?
岸本先生:
だいたい1品目ですね。2品目不足しても1品目ずつで検索しています。

ずばり本音でお伺いします!
メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)
便利ですか?

ファーマクラウド:
使い勝手的にはいかがでしょうか?
岸本先生:
住所も調べなくてよく、上から近い順に表示されるので目星がつけやすく、とても助かっています!近隣の全薬局が登録してくれたらいいなと思います。
ファーマクラウド:
現状、岡山市内で登録してくださっている薬局数は150です。
岸本先生:
希少なお薬を探すケースもあり、ダメもとで最初から大手チェーンさまに電話するケースもあります。
もっと多くの大手チェーンさまやドラッグストアさまがメドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)に登録し、小分けサポートの同じグループに加盟していると、在庫がないのに電話する、ということが減ってお互いの手間が省けると思うので、ぜひ加盟して欲しいですね。
ファーマクラウド:
在庫がありそうな薬局さまに電話で確認したところ、「在庫があります、分譲しますね!」というお返事をいただけた場合は、相手方の薬局さまへ直接受け取りに行っていますか?
岸本先生:
どんなに遠くても直接受け取りに行きます。すぐに患者さまのお手元に届けたいという思いもありますし、譲ってくれる薬局の方とも直接コミュニケーションを取って、ガイドラインに則った取引を心がけています。またお礼を伝えたいという思いもあります。

メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)
導入前と後

ファーマクラウド:
こちらの薬局でメドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)を使い始めた最初の頃、岸本先生は在籍していらっしゃいましたか?
岸本先生:
確かこの薬局に入ってすぐくらいに、導入時の勉強会に参加しました。なのでこの薬局では、便利な環境しか知らないです(笑)

導入時に教えていただいたのにも関わらずレセコンからデータを抽出し、メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)にアップロードする、という作業が後回しになってしまうこともあります。毎月自動でデータが連携されて更新されればとても助かります!

メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)
もしなかったら、
在庫を融通してくれる薬局探しに
1日かかっていたケースも!

ファーマクラウド:
メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)を導入する以前の分譲依頼はひたすら電話をしていたのでしょうか?
岸本先生:
僕が入ってすぐにメドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)が入ったので以前のことはわかりませんが、とにかく手あたり次第電話をかけていたと思います。

数年ほど前になりますが、珍しい薬を調剤しなければならず、メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)ので検索したところ、東区(直線距離にして、15km以上)の薬局が表示されましたが迷うことなく電話をかけ、すぐ取りに伺いました。患者さんとしても経営側としても、卸様から購入するよりかは分譲してもらった方が圧倒的に良い薬でした。その薬をメドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)を使わずに探したら1日かかると思いますが、数回のクリックと1本の電話で済んだのでとても印象に残っています。

メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)
導入により患者さまも経営側も
地域としても助かっている

ファーマクラウド:
最終的には患者さまの満足度向上につながっていますか?
岸本先生:
そうですね。患者さまへできる限り早くお薬を届ける事ができますし、、経営の面でも助かっています。
ファーマクラウド:
そう考えると地域全体で無駄がなくなり、相互扶助が成り立っていて良いことばかりですね。
岸本先生:
そうですね。メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)導入後、時間と共にデッドストック率は明らかに減少したという印象があります。もし何軒も電話して薬が見つからなかった場合は途中で諦めて卸様から購入したと思います。

不動在庫の出品機能も活用していきたい

岸本先生:
メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)にある薬局同士でデッドストックのやり取りができる機能について、他の薬局は、活用していますか?
ファーマクラウド:
はい、消費者向けの不用品売買マッチングのアプリの急成長に伴って、医薬品の不動在庫のマッチングに興味を持つ薬局の経営者や薬剤師の方が増え、メドサーチ(メドシェア「小分け機能サポート」)の不動品売買マッチング機能を使った取引が増加し続けています。

出品した薬局で値段を設定しており、近隣の薬局で売りに出ているものを探すことも可能です。

岸本先生:
その機能も活用できたら、「小分けサポート」機能と合わせてとても有益なものになりそうですね!使ってみます。

まだまだ活用できていない機能もありますし、「小分けサポート」のグループに入っている薬局数も増えればもっと近隣で薬が見つかるかもしれないので、どんどん使いこんでいきたいです!!